
現在、500万円以下のリフォームは建設業の許可がいらない事などから、割と簡単にリフォーム業を始めることが出来てしまいます。 そして、そこに目を付けた悪質なリフォームを行う施工業者も存在しています。リフォームで問題を抱える人の多くは訪問販売なのです
「信頼できるところにリフォームを依頼したい・・・」
窓口にご相談される方みなさまが揃って言われることです。
また、国土交通省がまとめたレポートでも、一般の方が行政に期待する支援策で
「悪徳業者の取り締まり」(36%)
「リフォーム業者とのトラブル処理機関の設置」(26%)
など、悪徳リフォーム業者に騙されないように願う方が非常に多いことが分かります。
エコリフォームを推進する立場として、非常に残念な状況にあると思っています。
その原因の一つになっているのが、家をまわってリフォームを勧める『訪問型の販売方法』です。
「契約を守らない」、「クーリングオフがきかない」、「書面を交わさない」などや、販売方法が強引であったり、虚偽の説明を行ってリフォームを勧めるなど悪質なものも多く報告されています。相談される方の4人に3人が訪問販売を通じてリフォームを行った方というデータも出ています。
悪質なリフォームを行う訪問販売型の業者の特徴として
「今なら特別に割引します」
「無料で点検をします」
「あなただけの特典をおつけします」
など、魅力的に感じるサービスや割引をちらつかせ、契約を急ぐことです。
建築業の場合でも、家電製品などと同様に適正な価格があります。
商品にかかる代金、工事を行う人の人件費、工事をするために必要な足場などの仮設設備の代金、運搬量、設計や管理を行うための人件費などを考えると、大きな割引などできないことがわかります。
そこで、悪徳業者は、人件費や粗悪な材料を使ったり、もしくは、後から高額な請求を行ったりします。
なので、以下のことにしっかり注意して下さい。
- ・見積り書に工事明細が添付されているか?
すぐに高いのか安いのかの判断がつかないよう工事明細を出さない場合があります。
- ・見積り書の内容に不明な点がないか?
適正な価格は数社から見積りをとるとわかります。また、他よりも高くなっているのはなぜかを確認し、全て納得出来るまで契約をしないようにして下さい。
- ・追加工事が発生した場合は、必ず見積り書を確認し、追加契約を結んでから工事をしているか?
リフォームは、「工事を始めてみないと最終的にかかる費用がわからない」という程、家の状態に左右されます。家の壁を剥がして不具合が分かれば、早めに見つかってよかったと思えますが、その補修に対して当然費用がかかります。当初見込んでいた費用を上回ることも多いのです。
その時、しっかりと追加工事の見積りを出してくれる施工業者の方であれば良心的ですが、金額も伝えず、工事するかしないかの意思だけを聞いて工事を進めてしまうと、請求書を見て驚くことになってしまいます。
あらかじめ金額が分かれば、支払うことができるのか、もしくはリフォーム内容を変えて、金額の調整も可能です。なので、気軽に追加工事を依頼するのではなく、金額がどの程度かかるのかしっかりと見積書を出してもらって下さい。
リフォームは昔の法律で建てられた家を改修していきますし、図面が残っていない家も多いので、幅広い建築の知識や経験を求められます。
しかしながら、必要な知識や経験なくリフォームを行う施工業者も少なくありません。
結果、依頼者の思い描くリフォームとは程遠いものに仕上がったり、思いもよらない金額を請求されたりなど、トラブルが多くなりがちです。
TVや新聞などでも”リフォーム詐欺”などとして数多く取り上げられています。そのため、リフォームをしたいと考えてはいるものの「どこの施工業者に頼めば良いかわからない」
と不安を抱き、諦めてしまっている方も多いのではないでしょうか。
インターネットなどで調べるとたくさんのリフォーム施工業者が出てきます。
その中で、
- 「信頼できるところはどこなの…?」、
- 「エコリフォームを得意としているところはどこなの…?」、
- 「知識や実績が多いところはどこなの…?」
そこで、大阪エコリフォーム普及促進地域協議会では、協議会への登録事業者の中から、建設業の免許の有無、実績、経営者のエコリフォームに対する考え方、 エコリフォームに関する勉強会への参加頻度に基づいた、相対評価をエコリフォームご希望の方に開示する制度を設けました。
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