大阪エコ・リフォーム普及促進地域協議会のブログリスト!


『エコリフォームの効果と改修費用』


エコリフォームは
「快適」「健康」「省エネ」
につながりますが、
やはりどのくらいお金がかかるのか知りたいと思います。

その改修費用を社団法人 住宅生産団体連合会がまとめてますので、ご紹介します。



では、以前からご紹介している窓のリフォームからいきましょう。

窓は、家の中でもっとも熱が逃げていくところ。
まず窓から改修するのが、上に挙げた効果を最も得られます。

たとえば、今ある窓の内側にもう1枚窓を設ける方法だと、
工事には、約160万円
かかります。

uchimado_illust.jpg

これによって、
約19%のエアコンの消費電力を落とす
ことができます。



次に大阪では、夏の暑さも気になるところ。
その暑さを防ぐためには、天井の断熱リフォーム
効果として高くなります。

吹き込み断熱という断熱材を天井上に雪を積もらす方法だと
工事には、約30万円
かかります。

これで
約8%の消費電力を落とす
ことができます。



冬はやはり下からの寒さが体感温度を下げます。
ですので、床下の断熱リフォームをすると快適さは飛躍的に向上します。
工事には、約70万円

効果は、
約5%の消費電力を落とす
ことが可能です。

ただ、体感温度が上がるので、エアコンの消費電力はもっと落ちる可能性があります。


そして、壁の断熱リフォーム

壁はお金がかかります。
なので、壁の塗りなおしや壁の取替えリフォームなどと併せて行うと良いでしょう。
工事には、約270万円

効果は
約12%の消費電力を落とすことが可能です。



では、上の断熱リフォーム全てをするとどうなるのでしょう。
工事には、約530万円
効果は、
約44%の消費電力を落とす
ことが可能です。

柱だけ残すようなリフォームをする場合には、検討されることをお勧めします。



「エコリフォームをしたお金」を「節約できるお金」で取り返そうと考えると
数十年かかる計算になりますが、
たとえば、エコリフォームによって得られる快適さは単純にお金で計算できません。
また、寒さや暑さからくる体の負担を軽減して、通院の回数を減らすことが出来た方も
います。

加えて、
このまま使い続けると、40年後には無くなってしまう石油の価格が
上がることは容易に想像できます。
そうした場合、火力発電に依存度が高い日本では、電気代があがる可能性は
十分に考えられます。

それでも、エコリフォームは時期早尚と考えますか?


« 前の記事リフォームする時の落とし穴・・・我々の活動が新聞で紹介されました。 次の記事 »


 

ブログカレンダー

2012年3月

        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

入会を希望される一般の方へ

入会を希望される施工店の方へ

協議会情報

事業活動

ページの先頭へ戻る