大阪エコ・リフォーム普及促進地域協議会のブログリスト!


『木材のこと 木は火に弱いのか・・・』


イメージですが、

「鉄は燃えないので火に強く、木は燃えてしまうので
火事のことを考えると鉄骨の方がいい!」


そう感じている方も多いのではないでしょうか。


はたしてそれは正解なんでしょうか。

鉄の融点(溶ける温度)は1000℃以上です。
火事の時の温度はだいたい800℃。

「じゃぁ、やっぱり鉄は火に強い!」

と早とちりしてはいけません。

鉄は熱に弱いのです。
厳密にいうと、強度が急激に低下します。

同じように加熱し強度の変化を見た試験によると、
鉄は加熱10分で、初期強度の20%以下にまで落ちます
木材は、80%程度の強度を保っています。


つまり、同じ条件で家を建てた場合、火災の時には、
木材の方が、家が倒壊せずに逃げる時間が長いということになり、
安全性は高いと判断できます。

さて、なぜ木材は、急激に強度が落ちないのでしょうか。

それは、木を燃やしたことがある人ならわかると思います。
細い木に火をつけるとすぐに燃えてしまいますが、
大きな木に火をつけると、燃え尽きるまで時間がかかります。

木に火をつけるとまず表面が燃えて、黒くなっていきます。
これは炭化といって、内部が燃える際の酸素の供給を小さくするため、
一気に燃えることはなく、1分で約6mmずつじわじわと燃えていくからです。

しっかりとした太さをもった木材を使用し建てた家は、
鉄よりも強いことが分かって頂けましたでしょうか?


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