大阪エコ・リフォーム普及促進地域協議会のブログリスト!


『家の「カビ」と「腐れ」って違うもの?』


カビ、腐れ
どちらも「適温」・「空気」・「水」・「栄養」が必要で、
繁殖する条件が似ています。

そんなことから、みなさんの中では
イヤなものとして同じ分類に仕分けられているかもしれませんが、
実は悪影響はカビと腐れで全く違うのです。

さて、どう違うのでしょう?


理科の時間ではないので、
今回は、生物学的なお話は抜きにして、影響と対策について考えましょう。

まず、カビ(真菌類)と腐れ(腐朽菌)の大きな違いは、

簡単にいうと

「家の耐久性に影響を与えるのか」、
「人体に対して影響を与えるのか」

ということです。



腐れの原因の木材腐朽菌
からお話ししましょう。

こちらは、木材の内部に入り込み木材の強度を維持する
リグニン、セルロース、ヘミセルロース
を栄養として繁殖します。

つまり、家の強度を落とす原因となり、耐久性が落ちてしまいます。

 豆知識   ∴ (V)oo(V)   三 L(o|o) ∴
  木材の構造は、
  セルロースが鉄筋のような役割で、
  リグニンはコンクリートのような役割を果たします。


次に
カビですが、

こちらは、リグニンの働きにより、セルロースまで分解する力がカビにはありません。
そのため、木材の強度に影響を与えることはありません。

ただ、カビが菌糸を伸ばし、成長すると、大量の胞子を飛ばします。
その胞子はアレルギーを引き起こすなど体に悪影響を与えるものもあります

一般的には、25?30℃、相対湿度60?80%程度の環境を好みますが、
生命力は強いものが多く、0℃環境下や、水がない状況でも死滅しません。



では、どのような対策をすればいいのでしょう。



まず腐朽菌は乾燥に弱いため、風通しや湿度が溜まらないような工夫をしてあげることで
防ぐことができます。

床下は、

通風がしっかりと確保されるように
基礎パッキン工法の採用や床下換気口を適切な数を適切な位置に設けることを
考慮してください。


また、カビですが、
カビの胞子を家の中に入れないというのは不可能です。
カビの胞子は、空気中を浮遊していますので、
その胞子が着床(どこかにひっつくこと)し、繁殖することを防ぐしかありません。
こちらも、湿度や風通しに気を使うようにして下さい


台所、浴室は

洗いカスや洗剤が残らないよう、綺麗に洗浄し、最後にお湯で流すと効果的です。


エアコンの吹き出し口は、

定期的に掃除するしかありません・・・。

また、
一旦カビが発生したら、エチルアルコールなどで滅菌を行ってください

色は残りますが、カビの再発を防ぐことが可能です。
ちなみに、拭き取った程度では、再発します。


壁や天井にカビが発生している場合は、
住宅の断熱性が低いことが原因の場合が多いです。

特にマンションで目にすることがありますが、
壁や天井の断熱性を上げることでカビの発生を大幅に抑制できます


同様に、
窓の枠がカビるものも、

窓の断熱性が低いために結露し、その結露水が窓枠などにおこっています。
窓の2重化などによって結露を防ぐことができますので、お勧めします。


精油を多く含む木の方がカビや腐朽菌には強いとされています。
マツやヒノキが代表的ですが、多湿となる地域、シロアリの被害が見られる地域では、
こういった木材を使って建てる方が被害を受ける可能性は小さくなります。

知っておけば役に立つ情報だと思います。

カビや腐れのない住宅で、快適に過ごして下さい。


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