CO2削減などとは関連が薄いように感じるこの問題。
ただ世界的にみると、CO2削減と人口というのはある程度相関があります。
たとえば、現在中国の人口増加は著しくなっています。
それに伴い、中国の二酸化炭素の排出量もあと数年でアメリカを抜きトップに
たつと言われています。
日本では、少子化が問題とされていますが、
これは、経済的な観点や、政治的観点から言った問題です。
世界を見ると、今は、人口増加が問題となっています。
そんな人口増加と死亡率。
それでは、タイトルの本題に入っていきましょう。
日本の乳幼児死亡率は約0.36%
1000人に対して、3.6人が亡くなっています。
世界では、もっとも低いレベルにあります。
先進国は大方1%未満
では、発展途上国ではどうでしょう。
もっとも乳幼児の死亡率が高い国は、アフリカのアンゴラです。
そこでは、約18%
日本の実に50倍のリスクがあるのです。
現在人口増加が著しいのは、アジアそしてアフリカなどの発展途上国が多いです。
経済の情報が手軽に手に入る時代、
発展途上国も先進国並みの豊かさを手に入れることを目指しています。
生活が豊かになると人口増加につながります。
ただ、死亡率が高いと計画的に子供を産んでいくということができません。
また、発展途上国に住んでいた時に感じたのですが、
親は子供を育て、子供が大人になったときには、子供に面倒を見てもらうというのが
一般的です。
つまり、子供が多いと生活は大変ですが、将来の生活が安定する可能性を考えて
子供をたくさん産むのだと言っていました。
何をするにもお金がかかる現代で生活するため、
もともと物々交換などで成り立っていた生活を変えて先進国の豊かさを夢見る。
結果、電化製品などを得て生活は"楽"になるが、"豊かさ"が失われているように感じてしまいます。
一方日本では、核家族化が進み、人口は現象に転じたものの世帯数の増加は続いています。
世帯が増えるとどうなるのか・・・以前お話ししたとおりです。
家族が集まって生活していれば1人当たりの二酸化炭素排出量は抑えられます。
少子化と併せて、核家族化も問題として考えていかないといけないでしょう。
それぞれ問題は抱えており、それは非常に複雑です。
今ある"もの"が必要なのか、考えて行動するといったことは重要なのではないでしょうか。
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