大阪エコ・リフォーム普及促進地域協議会のブログリスト!



CO2削減などとは関連が薄いように感じるこの問題。

ただ世界的にみると、CO2削減と人口というのはある程度相関があります。


たとえば、現在中国の人口増加は著しくなっています。

それに伴い、中国の二酸化炭素の排出量もあと数年でアメリカを抜きトップに

たつと言われています。


日本では、少子化が問題とされていますが、

これは、経済的な観点や、政治的観点から言った問題です。


世界を見ると、今は、人口増加が問題となっています。


そんな人口増加と死亡率。


それでは、タイトルの本題に入っていきましょう。



日本の乳幼児死亡率は約0.36%


1000人に対して、3.6人が亡くなっています。

世界では、もっとも低いレベルにあります。


先進国は大方1%未満



では、発展途上国ではどうでしょう。


もっとも乳幼児の死亡率が高い国は、アフリカのアンゴラです。


そこでは、約18%


日本の実に50倍のリスクがあるのです。



現在人口増加が著しいのは、アジアそしてアフリカなどの発展途上国が多いです。


経済の情報が手軽に手に入る時代、


発展途上国も先進国並みの豊かさを手に入れることを目指しています。

生活が豊かになると人口増加につながります。

ただ、死亡率が高いと計画的に子供を産んでいくということができません。

また、発展途上国に住んでいた時に感じたのですが、

親は子供を育て、子供が大人になったときには、子供に面倒を見てもらうというのが

一般的です。

つまり、子供が多いと生活は大変ですが、将来の生活が安定する可能性を考えて

子供をたくさん産むのだと言っていました。


何をするにもお金がかかる現代で生活するため、

もともと物々交換などで成り立っていた生活を変えて先進国の豊かさを夢見る。

結果、電化製品などを得て生活は"楽"になるが、"豊かさ"が失われているように感じてしまいます。


一方日本では、核家族化が進み、人口は現象に転じたものの世帯数の増加は続いています。

世帯が増えるとどうなるのか・・・

以前お話ししたとおりです。

家族が集まって生活していれば1人当たりの二酸化炭素排出量は抑えられます。


少子化と併せて、核家族化も問題として考えていかないといけないでしょう。


それぞれ問題は抱えており、それは非常に複雑です。


CO2削減のために子供を産まない、なんてことは出来ないと思いますが、
今ある"もの"が必要なのか、考えて行動するといったことは重要なのではないでしょうか。


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家の断熱化をうたった法律ができたのは今からはるか昔、
昭和55年です。
ざっと30年前。

その頃何があったかというと世界的な問題となりました、石油ショックです。

突然ですが、石油ってガソリン以外でどんなものに使われているのでしょう?

では、周りを見渡してください。
まず、今扱っているパソコン。
プラスティックで出来た部分があると思います。
それは、石油を原料として使っています。

また、スーパーで売っている魚や肉がのっているトレーも石油から出来ています。
そう、身の回りの物の多くは石油を原料に使うものが多いのです。

石油以外からも作る方法はあるのですが、
(例えば、トウモロコシを原料に作った
プラスティック製の植木鉢なんかも売られていますよね?)
現在は、石油が安価で手軽に手に入るので、多く利用されているのです。

で、話を元に戻しましょう。

その当時、火力発電所が主流であったため、安定した電力も供給できないくらい
石油の輸入量が落ち込みました。
そのため、政府としても、石油の使用量を減らすために、家の断熱化を進めたのです。

ただ、その当時の基準は、今の基準に比べると非常に低いものでした。

いきなり進めたとしても、建築業界がついていけないためです。


ただ、そうしているうちに石油ショックは過ぎ去り、オゾン層破壊や地球温暖化の問題が
各方面から取り沙汰されるようになったため、昭和55年に制定された省エネ基準は
石油使用量の削減から省エネへと言葉を変え
平成4年と平成11年、そして平成21年に改正されています。


では、またちょっと主題から脱線してみましょう。

質問です。

石油は今のまま使い続けたらどれくらいで無くなるのでしょう?
今見つかっている油田だけを考慮して考えてみて下さい。


この答えは
諸説ありますが、50年程と言われています。


で本題に戻ります。

タイトルにも書きましたが、今再び石油ショックが起こる可能性は高いのです。

見渡すと至るところにある石油製品。
その材料である石油が50年。


需要があって供給できる量が減ると、石油を輸入に頼る日本では、
当然石油の値段が上昇します。

そうなると、現在作られる製品を脱石油製品に変えていかなければなりません。
また、ガソリンで動く自動車はどうなってしまうのでしょう。

そうならないためにも石油の使用量を減らしていかなければなりません。




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あなたの家もチェックしてみて下さい。


check_house.jpg


いくつあてはまりましたか?

もしほとんどあてはまるようなら、
残念ながら、断熱性が高い家ではないかもしれません。

断熱をしっかりとした家は、
・省エネ
 月々かかる暖冷房の電気(ガス・灯油)代が減らせます。

・快適
 足元が冷たくないので、暖房の設定温度を上げずにすみ、
 家の中の温度が一定に保てます。
 また、夜の暖房の熱が残っているので、トイレも、薄着のままいけます。

・健康
 寒さは体に大きなストレス。
 年を重ねていくと体の免疫力が低下して、風邪などにかかりやすくなります。
 また、膝や腰などの関節も寒さはよくありません。
 エコリフォームによって、床からくる寒さを防げますので、これら症状が改善した
 という声が多いです。



こんなエコリフォームを是非してみませんか?


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今建っている住宅を活用しようと国の施策でも取り上げられていると
昨日お伝えしました。
そんな中古住宅。

賢く購入すれば、新築より出費を抑えることができますが、
古い住宅では、やはり気を付けないといけないことがあります。

それは、中古住宅が欠陥住宅でないかしっかりとチェックをすることです。

これから問題が大きくなる可能性が高いのですが、

中古の住宅を購入
     ↓
地盤が緩く、床が傾いていた・・・
     ↓
保証期間が過ぎていることを理由に不動産業者は補修を拒否
     ↓
床の傾きを補修するために、数百万円かかる・・・



などの事例が報告されています。

「え?、なんで保証されないの?」
と思われるかもしれませんが、現在中古住宅に欠陥(瑕疵)が見つかっても
任意の保証期間を過ぎていると補修を義務付ける法律がありません。

また、その保証期間は極端に短い場合があります。
実際に多いのは、
引き渡しから1カ月程度・・・
また、個人売買の場合は、数日の場合が多いです。


では、中古住宅を購入する前にどのようなことに注意すべきなのでしょう。

1、必要書類が揃っているか確認する
  必要書類には以下のものがあります。
  ・契約書
   住宅を建てるときに前の持ち主と施工業者の間で結ばれた契約書
  ・詳細見積り
   どのような建材を使って建てられているのかを知るために必要です
  ・確認申請書
   行政や行政から委託を受けた検査機関に対して新築する際に
   建築許可を得るための書類です
  ・検査済書
   新築された住宅が完成したときに、行政や検査機関に申請された住宅と
   同一のものが建っているかを確認した書類です
  ・地盤調査結果報告書
   基礎の種類を選定するために家の下の地盤の固さなどを調査した報告書
 最低でも揃っているべき書類です。

2、保証期間を確認する。
 保証期間は、その建物を売る不動産業者や個人が任意で設定しています。
 そのため、実際に引き渡しを受けてからじっくりと確認できるまで保証期間を
 延長してもらうことができるか確認します。
 また、保証期間が延長出来ないのであれば、購入前に専門機関の調査を
 入れることができるのかを確認します。

3、欠陥調査の専門機関に調査を依頼する
 建物が欠陥ではないか、どのよう程度の地震に対応できる家なのかなど
 確認すると、将来の不安を取り除くことができます。


当協議会でも、欠陥調査を専門に扱う機関が加盟しています。
今後、良質な住宅が流通し、さらにその家が長持ちするようにリフォームを行うような
流れを大阪エコリフォーム普及促進地域協議会では構築していきたいと思います。




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本日、鳩山総理の所信表明演説がありました。
某裁判とまるかぶりのため、
TVの中継もそれほど大きく取り上げられていませんでしたが、
次年度どのように進んでいくか興味があるところです。

ちなみに、住宅関連では、以下のことに予算が大きく割かれることになりそうです。

それは、・・・

1、既存住宅流通やリフォーム
  具体的には、悪徳リフォームを排除するため、
  「インスペクション(建物の検査をする)」や「家の図面やリフォームの履歴を集める」
  「新築同様、瑕疵に対する保険加入の支援」などが挙げられています。
  実現すると、リフォームを安心して行える体制ができます。
 
2、耐震改修
  具体的には、こちらのページをご覧ください。(別ページに移ります)
  耐震改修について


3、子育て世帯や高齢者に配慮した賃貸住宅整備
  子育てや障害者福祉、医療付高齢者向けの賃貸住宅の整備
  医療サービスと連携した高齢者向けの住宅
  に対し、支援される。

4、長期優良住宅
  長期優良住宅についてはコチラをご覧ください。(別ページに移ります)
  長期優良住宅について

5、省CO2対策支援
    こちらは、以前からご紹介している通りです。
  今後更にリフォームに対する補助金などが整備されることと思います。
 

と見ると、多くが新築ではなく、今建っている住宅に対してのもの。

ストック型社会(今ある建物を壊さずに利用する社会)を作っていって、
製造や廃棄の時にでる二酸化炭素を減らしていこうという姿勢が見えます。


我々の活動も、悪徳リフォームの根絶や正しい知識を持った施工業者の育成などに
力を注いでいます。
より安心してリフォームを行い、更に、それが満足と繋がるよう更に活動を強化して
いきたいと思います。



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家のエコリフォームをしなくとも、
地球温暖化防止に貢献できる活動があります。

それは、

食生活の見直し

以前ご紹介したのは、『地産地消』でした。
地元で採れた野菜を食べて、輸送の際にでるCO2を削減しよう!というもの。

今回ご紹介するのは、
『食肉について考えよう!』です。


まずは、家畜の現実について紹介します。

□家畜と地球温暖化問題

 (国連食糧農業機関の報告より)

    ・家畜が温室効果ガスの約18%を排出している

   牛は、人間の活動により排出される二酸化炭素の約9%を占める


  ・亜酸化窒素の排出量のうち、家畜によるものは約65%

   
亜酸化窒素は二酸化炭素の約300倍の温室効果
   
大半は家畜の糞尿から出る


  
メタンの排出量のうち、家畜によるものは約37%

   メタンは二酸化炭素の23倍の温室効果



 
家畜の餌を作ることから、精肉されて輸送されるのにも多くの温室効果ガスを発生しています。
 つまり、お肉を食べることは、二酸化炭素を排出することに繋がるということです。

 一般的な4人家族の家庭で計算すると、
 食肉のために年間 1000リットルを超える化石燃料が消費され、
 2.5tの二酸化炭素が排出されることになるそうです。


□家畜と食料危機

 ・6億7000万tもの穀物が家畜用飼料(2002年のデータ)
  この量は、全世界の穀物生産量の約1/3


 2030年までに食肉生産量は倍増すると予測されています。
 家畜が増える=家畜用の餌を作るための土地が必要
 ということになります。

 こうなると、食肉できる裕福な国のために使われる穀物の生産用の土地が増え
 穀物の価格が上がるため、
 貧しい国の人は穀物さえも手に入らないという事態になります。

 また、日本もしかり。

 世界的にみると、裕福な生活を送っている人が多いのですが、
 食物自給率が低い日本も例外ではありません。

 アメリカが全世界の牛肉の消費量のうち25%を占めています。
 ただ、日本も食生活が変わってきています。
 

 普段の食生活からも、地球温暖化防止を考えてみませんか?


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本日は新聞紙ネタが多いですね。

昔々のお話です。
布団を敷く前に、新聞紙や段ボールを敷いた記憶ってありませんか?
(今でもやってるって方は申し訳ありません)

その意味というのをその当時考えたことはなかったのですが、
今になって、これは昔の知恵だったのでは???
と考えるようになりました。

新聞は薄いので大きな効果が得られるという訳ではないと思いますが、
熱を逃がしにくくする効果があります。

それに、新聞紙は湿気を吸ったり吐いたりしてくれます。
布団は、寝ているときの人間の汗が畳などを湿らせて
カビが生えるのを防いだりする効果も期待できます。

白い布団だとインクがうつる可能性がありますので、注意が必要ですが・・・


ちなみに、新聞紙などを材料にした断熱材があるのをご存じでしょうか?

新聞を細かく裁断して壁の中や床の下、天井の上などに吹き込む方法です。
セルロースファイバーと呼ばれ、アメリカなどでは断熱材として
一般的に使われています。

また、古新聞が原料のため、製造エネルギーが非常に小さいのが特徴です。
一般的に使われるグラスウールの
1/7?1/50

これから期待される断熱材の一つでしょう。

当然、難燃処理や撥水加工などがされていますので、
火事や万一の水濡れにも対応できます。


断熱を考える際には、候補の一つとして考えられてもいいかと思います。


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大阪エコリフォーム普及促進地域協議会では、
「エコリフォームと健康のかかわり」を知ってもらうため
下記日程で無料セミナーを開催します。

「すっきり解決!省エネリフォーム基礎情報」

■日時 平成21年11月21日(土) 15:00?17:00
■場所 毎日新聞大阪本社ビル 4階会議室 →【MAP】
■講師 岩前 篤 教授(近畿大学)
      上野山 典広
(ファイナンシャルプランナー)
■参加費 無料


【第1部】

・「家の作りやうは、夏をむねとすべし」(徒然草)
 ってよく聞くけど、風通しが良い家が住み易い家なの?

・高気密・高断熱住宅って聞くけど、
 窓が少なくて息苦しい住宅じゃないか心配なんだけど??

・外断熱とか内断熱って、聞くけどそれってどんな違いがあるの??

・エコリフォームって具体的にはどんなリフォーム?
 どんな良い事があるの?

・マンションでもできるの?

・健康に良いって聞くけど、本当??


などなど、素朴な疑問に講師の岩前先生が分かり易くお答えいたします。

エコリフォームしたいけど躊躇している方、エコリフォームに興味のある方、

エコリフォームを知らない方、是非、ご参加下さい!!


【第2部】

・リフォーム資金が無いんだけど、リフォームはしたい!なんとかならない?

・今、住んでいる家のローンがまだ残ってるんだけどリフォーム出来る?

など、
リフォーム資金に関するお徳情報を住宅ローンに詳しいファイナンシャルプランナーが
詳しくご説明!
これを知らなきゃ損をする!?

                   →お問い合わせはこちら←



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moldives_beach_at_taj1.jpg
自然の海が残るモルディブでは、海面上昇による島の水没が問題となっているようです。


↓NHKニュースより

地球温暖化による海面の上昇で国土が水没の危機にさらされている

インド洋の島国モルディブの大統領が、

12月にデンマークで開かれる温暖化対策の国連の会議を前に

「モルディブで起きている危機は将来、日本や世界の国々で起きることを知ってほしい」

と温暖化対策への協力を呼びかけました。


およそ1200の諸島からなるモルディブ共和国では、

温暖化による海面の上昇で国土が水没の危機にさらされています。

温暖化対策の会合でインドを訪れたナシード大統領は、

NHKのインタビューに答え、

「海岸の浸食がいたるところで起き、沿岸部に住んでいた人々 が

別の場所に移らざるをえないなど深刻な問題となっている。

モルディブで起きていることは、あすほかの国でも起きるということを

知ってほしい」

と述べまし た。

また12月に開かれる国連の会合COP15について、

「あなたがたは椅子に座って温室効果ガスを減らすことはできないとか、

合意は難しいなどと言って 30万人のモルディブの国民を見殺しにするのか、

と呼びかけたい。

人類の課題として共通点を探り、みんなでいっしょに解決策を見つけられるはずだ」

と訴え ました。

ナシード大統領は、来月には気候変動の影響が深刻なアジアやアフリカなどの

代表を集めた国際会議を開催し、

温室効果ガスの主要排出国に対策を強く 促すことにしています。


抜粋 終わり

地球温暖化による問題は、日本だけの問題ではありません。
先進国が元凶である問題が、途上国に影響を与えるのはそこに住む人々にとっては
辛いことではないでしょうか。


地球温暖化防止で先進国が果たすべき役目は、これからもっと大きいものになってきそうです。


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テレビなどでも紹介されているようで、
知っている方も多いと思いますが、
新聞紙とのりだけで作る究極のエコバックが販売されています。


新聞は、読んだ後も

 大掃除で窓ガラスを拭いて綺麗にしたり、
 野菜などが乾燥しないように包んだり、
 ちょっと手間はかかるけど、細く丸めた新聞を編みこんでかごを作ったり・・・

今までもいろんな形で再利用されていましたが、
またひとつ、再利用の方法が提案されています。


高知の道の駅発祥のこのバック。
新聞のデザインをうまく取り込んで、今では3つ1,000円で販売されています。
こちらで新聞バックの詳細をご覧頂けます。
 道の駅 四万十 とおわ さんのページ


でも、究極のエコ商品。
せっかくならご自身で作ってみるのも如何でしょう。

作り方が紹介されているページがありましたので、
紹介します。


↓新聞バックの作り方↓
http://www.trend-news.jp/goods/entry-34210.html


比較的簡単に作れるようですので、皆さんも是非作ってみてはいかがでしょうか。
デザインを凝ってみたり、強度を上げたり。
お子様と一緒にも出来ますし、あなただけの新聞バックを作ってみてください。


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徐々に気温も下がってきました。
季節の変わり目。

インフルエンザや風邪がはやる季節です。
すでに事務局の湿度は30%台。
湿度管理によって、ウイルスの飛散が防げますので、
気を付けて下さい。

それに伴って増えるのが、結露。
結露は、断熱性の低い窓が原因です。

結露が発生すると、カビが発生しやすくなります。


カビはアレルゲンですので、アレルギーの症状が出たり、
他にも様々な影響が体に出ます。

そんな結露ですが、
窓のリフォームによって防ぐことができます。

窓のリフォームをするメリットはこちら



例えば、今お使いの窓にもう1重窓を追加する方法。


この方法を『内窓』と言います。

uchimado_illust.jpg今お使いのサッシをそのまま使うことができるので、
外観を変えず、省エネ対応された新築住宅に付けられる
窓と同等の性能を出すことができます。


他にも、『ガラス交換』によっても、ガラスの結露を防ぐことができます。
ただし、こちらは、アルミサッシの結露までは防げませんので、
効果はそれほど高くありません。


あとは、『窓を取り替える』方法。

窓をいったん取り外してから新しい窓を取り付けるので、
イメージを変えたり、結露しない窓を実現することが可能ですが、
工事と費用が大きくなります。


あとは、『カバー工法』と呼ばれるやり方。

今お使いの窓のレール部分を取り外さず、
それに被せるように新しい窓を取り付ける方法。

例えば、今まで開けることができなかった窓を
開閉できる窓に変えたいなどの要望がある場合には、
カバー工法は最適です。
商品や作業には内窓などに比べるとお金がかかるのですが、
内窓ではかなえられない要望にも対応出来ます。





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表示昨日(平成21年10月21日)発行された塗料報知新聞に我々の活動が紹介されました。

newspaper.jpg

これからもどんどん活動を拡げていきたいと思います。

エコリフォームを大阪から全国へ!
大阪を中心に活動する施工業者の方や
大阪にお住まいの一般の方も
我々と一緒に地球温暖化防止の輪を拡げていきませんか?

エコリフォームについての情報やタブロイド紙の発行などを行っていきます。
現在、会員募集中です。


ご興味のある方は、ぜひお問い合わせください。





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エコリフォームは
「快適」「健康」「省エネ」
につながりますが、
やはりどのくらいお金がかかるのか知りたいと思います。

その改修費用を社団法人 住宅生産団体連合会がまとめてますので、ご紹介します。



では、以前からご紹介している窓のリフォームからいきましょう。

窓は、家の中でもっとも熱が逃げていくところ。
まず窓から改修するのが、上に挙げた効果を最も得られます。

たとえば、今ある窓の内側にもう1枚窓を設ける方法だと、
工事には、約160万円
かかります。

uchimado_illust.jpg

これによって、
約19%のエアコンの消費電力を落とす
ことができます。



次に大阪では、夏の暑さも気になるところ。
その暑さを防ぐためには、天井の断熱リフォーム
効果として高くなります。

吹き込み断熱という断熱材を天井上に雪を積もらす方法だと
工事には、約30万円
かかります。

これで
約8%の消費電力を落とす
ことができます。



冬はやはり下からの寒さが体感温度を下げます。
ですので、床下の断熱リフォームをすると快適さは飛躍的に向上します。
工事には、約70万円

効果は、
約5%の消費電力を落とす
ことが可能です。

ただ、体感温度が上がるので、エアコンの消費電力はもっと落ちる可能性があります。


そして、壁の断熱リフォーム

壁はお金がかかります。
なので、壁の塗りなおしや壁の取替えリフォームなどと併せて行うと良いでしょう。
工事には、約270万円

効果は
約12%の消費電力を落とすことが可能です。



では、上の断熱リフォーム全てをするとどうなるのでしょう。
工事には、約530万円
効果は、
約44%の消費電力を落とす
ことが可能です。

柱だけ残すようなリフォームをする場合には、検討されることをお勧めします。



「エコリフォームをしたお金」を「節約できるお金」で取り返そうと考えると
数十年かかる計算になりますが、
たとえば、エコリフォームによって得られる快適さは単純にお金で計算できません。
また、寒さや暑さからくる体の負担を軽減して、通院の回数を減らすことが出来た方も
います。

加えて、
このまま使い続けると、40年後には無くなってしまう石油の価格が
上がることは容易に想像できます。
そうした場合、火力発電に依存度が高い日本では、電気代があがる可能性は
十分に考えられます。

それでも、エコリフォームは時期早尚と考えますか?


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いざリフォームをしようと考え出すと、

『キッチンは、高いけどこっちの方が使いやすそう・・・』

『お風呂はジェットバスやミストサウナもつけたい・・・』

『せっかくだから、畳やふすまも全て取り変えたい(いいものを選びたい)・・・』

など、当初の予定にはなかったものにまで希望が広がっていってしまう方が
結構多いのです。


いつも行くスーパーで買い物する場合は、
頭の中でどれくらいかかるかなんとなく計算できる方も多いでしょう。

ただ、こと家のことになると、だいたいの金額が分からない上に、
キッチンなどの商品以外に工事費などがかかってきますので、
事前にどれくらいの予算が必要なのかわかりにくくなります。

また、家によってかかる工事費が変わりますので、
「お隣さんがこれくらいで出来てたから、うちもこれくらいでできるのかな?」
と思っていたら、
予想以上にお金がかかった・・・ということもあります



ですので、リフォームする場合は、
考えている予算と、希望の工事内容を
施工を依頼する業者にしっかりと伝える
ことで、
思ってた予算よりオーバーしてしまった・・・こんなはずじゃ・・・
といったトラブルを避けることができます

また、予算が出てきたら、
トータル金額だけではなく、各項目の金額を確認してください。

例えば、
「○○工事一式 ××円」 
といった表記がある場合は、
その中身も確認することが重要です。

そうすることで、
施工業者は、法外な金額を提示することが出来ないと感じますし、
いい加減な金額設定ができなくなります。

また、
見積りに記載される商品を確認することも重要です。
希望の商品を実際に確認できるのであれば見に行くことがベストですが、
最低でも、カタログで確認するようにして下さい。

安い見積りの裏では、商品のグレードを下げている場合があります。
決して
『値引きしてくれたんだわ』
と勝手に解釈して、後で
『騙された?』
というトラブルにならないように注意してください。




リフォームでトラブルが多いのは、

・費用の目安が立てづらい

・希望の商品をしっかりと確認しない

・家の老朽化などによる工事費の追加がかかる場合があり、
 その部分の追加工事の見積りをとらずに安易に工事を進めてしまい
 あとで高額な請求を受ける


などです。
築年数や見積りを上げてもらう際に、追加工事が必要となりそうな部分をチェックしてもらったり
余裕のある資金計画を立てましょう。

もしわからない部分があれば、お気軽にご相談ください。


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今回は、エコポイントの対象となるエアコンのお話です。

エアコンは、
1の電力を、5や6の熱エネルギーに変えてくれる画期的な暖冷房機器です。

よくわからないという方のために、、、

エアコンは、
「空気の熱を使って家の中に送る空気を暖めたり冷やしたりします。」
というのは、CMなどで聞いたことがあると思います。

でも、これだけだとイメージが湧かないのではないでしょうか。
少なくとも私は、よく知るまでは、チンプンカンプンでした。

確かに説明は難しいのですが・・・

では、エアコンのお話を理解して頂くために、電気ヒーターのお話から入りましょう。

電気ヒーター。

電気ヒーターは、小さなものだとだいたい1200W。
この1200Wという数字は、
『1時間に1200Wの電気を使いますよ』
という意味ですが、
1200W近い電気を熱というエネルギーに変えています。
「1の電気」を「1の熱エネルギー」に変えるという意味です。

厳密にいうと、熱に変える時にロスが発生しますので、1ではなく、0.9程度ですが
これは余談として。。。


でも、エアコンの場合は、ちょっと違っていて、
電気を直接熱に変えると1の熱にしかできないので、
違うことに電気を使うことにしました。

どこに使ったのかというと、
『ヒートポンプ』と呼ばれる
空気を圧縮したり膨張したりして熱を作り出す装置
にです。

昔理科で勉強したかと思いますが、
空気を圧縮すると熱がでます。
逆に引っ張ると熱が奪われます。

この原理を利用しているのがエアコンなのです。

こうすることによって、効率良く電気を熱に変えることができます。

以前までは、
1の電気をどのくらい熱エネルギーに変えることができるのかを
COP(エネルギー交換効率)で表現されていました。

最新のエアコンだと6を超えているものも多いと思います。
つまり、電気ヒーターなどに比べて、電気代が1/6で済むということです。

ただ、ここで注意しておきたいことがあります。
このCOPという数値は、常に一定ではないということ。

決められた条件の中ででる数値なんです。
これが最近問題となってきました。

たとえばCOPが6のエアコンでも、
使い方や設置する部屋によっては2程度まで下がる可能性が・・・

地球温暖化防止の切り札のように扱われていたヒートポンプ式のエアコンが
記載能力を発揮していないとすると・・・

今発売されるエアコンは、室外機から室内の吹出し口まで熱を伝える役割を果たす冷媒に
代替フロンが使われています。
この代替フロンは、二酸化炭素の約2000倍の温室効果があります。

その漏出を考えると、実は地球温暖化に貢献しているのかもしれません。

近くその実態調査が行われるようですので、その動向に注目したいと思います。


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温室効果ガス

巨悪の象徴のように扱われている二酸化炭素などですが、
実は二酸化炭素が果たす役割って大きいって知っていました?

地球に温室効果ガスは、空気の中にはホントに少ししか存在していません。
1万人の中に4人いるかいないか程度の割合です。

でも、その温室効果ガスがないと、地球の表面温度は

マイナス20℃


くらいになってしまいます。

今、私たちが暮らす地球の平均気温は、

15℃


くらいですので、
その効果の大きさはわかって頂けるのではないでしょうか。


温室効果ガスの役割は、
地球から熱が逃げてしまわないように暖かく包んでくれている
のです。


ただ、その温室効果ガスの割合は非常にデリケートです。

たとえば、
1万人の中の4人が1人でも増えると、
それだけで地球の平均気温が
最大5℃以上も
上がってしまうと言われています。

5℃上がると、、、

世界中の人の
◆数億人が水不足になります。
◆生態系のうち40%の種が絶滅します。
◆穀物が手に入りにくくなります。
◆呼吸器疾患や感染症など健康に異常をきたす人が増え、
 医療サービスに重大な負担が生じます。

温室効果ガスはなくてはならないものですが、
その他の空気とのバランスが大事です。

今そのバランスが崩れつつあります。
数10年後も今の環境を保つためにみんなで出来ることもあります。

以下の10項目は誰でもすぐに出来ることだと思いますので、
是非みなさん実践してください。


ondankapanel_07_17.jpg



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十数年前まで冷蔵庫やエアコンなどで一般的に使われていたフロンですが、
オゾン層の破壊が問題視され、1995年に生産が全廃されました。

すでに問題解決しているように感じるこの問題ですが、
実は

今後、その影響に直面することになるのです。


2006年には、南極上空で今までで2番目に大きい規模のオゾンホールが確認されるなど、
その兆候が出てきました。


まずフロンについておさらいをしてみましょう。

ちょっと専門的になりますが、、、
フロンとは、自然界には存在しない人工的に作りだされた化学物質です。
炭素、水素にフッ素や塩素、臭素などハロゲンを多く含む物質の総称で
地上から約15kmから50kmまでにある成層圏という部分で
紫外線によって塩素原子を放出し
成層圏にあるオゾンが破壊されます。


さて、

『十数年前に大気中に放たれたフロンがなぜ今になって大きな問題となっているか・・・』

というところですが、

フロンは、放出してすぐにオゾンを破壊するのではなく
生活している地上付近に約15年ほど留まり、
そして、
じわじわとオゾン層を破壊しています。


また、怖いことに、
今、成層圏まで到達しているフロンは、

全生産量の約10%程
で、


今後80%程が成層圏まで到達する

と考えられているのです。




では、オゾン層が破壊されるとどうなってしまうのでしょう。


まず、

われわれが直接的に影響を受ける問題として、

?皮膚がんや白内障にかかる人が増える

?感染症に対して免疫が落ち、病気にかかりやすくなってしまう


ということが上げられます。


また、人間同様に、動植物への影響も懸念されます。

?生態系の影響


?農作物の収穫量が減る


などです。


フロンの生産を中止したため、代替フロンが使われています。
しかし、この代替フロンも温室効果ガスであり、オゾン層破壊物質に認定されています。
代替フロンは、地球にやさしい訳ではないのです。

そんなことから、今は二酸化炭素などに置き換えが進んでいますが、
フロンに比べて冷媒としての性能が低いなど問題も大きいのが今後の課題です。


タバコなどもそうですが、やめたからと言ってすぐに良くなるという訳ではありません。
ただ、何もしないと悪化する一方ですが・・・

規制されるので、それよりもましな代替物質を使うという繰り返しではなく、
地球環境のことを考えた商品開発が必要です。

環境問題は、
『今の生活が、今から生まれてくる子供たちの未来に繋がっている』
ということを考えて頂き、
少しでも早く対処することで、綺麗な地球を残してあげることができるよう
努力することが必要だと思います。


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そろそろキッチンが古くなってきて・・・

という方も多いと思います。

キッチン周りはだいたい15?20年くらいリフォームされる方が多いと思いますが、
リフォームする際に交換・追加すると省エネに繋がる機器があります。
技術者の方々の努力により、
10年前とは比べ物にならないほど光熱費の削減に貢献できるものもあります。


キッチン周りのもので最も効果が高いものは、


 食器洗い乾燥機 

食器洗い乾燥機は、手洗いするよりも水を使う量を大幅に削減してくれます。
また、冬場、お湯を使うことも考慮すると

約67%ものエネルギーを削減


してくれます。

お皿洗いの手間をなくし、更に節約に繋がる食器洗い乾燥機
さらに、殺菌までしてくれるものもありますので、小さなお子様がいる家庭でも
重宝すると思います。


第2位は・・・。


『 冷蔵庫 』

です。

冷蔵庫は、最新のものですと、
1時間あたり、だいたい100Wの白熱球と同じくらいの消費電力
動いています。

あれ?意外と少ない・・・と感じる方も多いでしょう。
でも、冷蔵庫は24時間365日ずっと動かしている方がほとんどだと思います。
そうすると、だいたい月1800円くらいかかります。
月の電気代の1割以上になる方もいるのではないでしょうか。

ただ、10年前はどうだったかというと、
2?3倍の電気を使っていました
かなり大型のものだと月に5,400円もかかってしまう計算になります。

夏、あまりエアコン使ってないのに、周りの家より電気代が高い気がするという方は、
冷蔵庫が原因かもしれません。



古いものを大切に使うのも大事ですが、エネルギーの負担を考えると、
買い替えの方がエコに繋がることもあります。


他には、

ガスレンジの交換だと、11%の削減

電気ヒーター式からIHに変えると22%削減



など、新しいものに交換することで出来る節約もあります。

皆さんもキッチン周りをリフォームする際は、ご検討ください。



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外を歩くには、ちょうどいい季節になってきました。

紅葉シーズン

普段、街中で生活している方も多いと思います。
車の行き交う雑多の都会で少し息苦しさを感じている方、
森や林で心身のリフレッシュをしてみませんか?

森や林は、見た目で安らぎを与えてくれる効果もありますが、
植物が発する匂いにも、

肝機能の活性化、清涼効果、生理機能の促進

などの効果があります。
これは、フィトンチッドという木に含まれる芳香成分のおかげ。

また、森林の中の新鮮な空気や渓流や滝の近くでは、
多くのマイナスイオンがあり、
そのマイナスイオンの効果によって、

肩こりの軽減、リラックス効果を促進する


と言われています。


森は他にも、
多くの生き物の活動を支え、肥沃な土壌を作り、
その土壌が流れ出さないよう木々の根が支えています。

雨が降ったとしても、洪水や土砂崩れを防ぎ、
天然のダムの役割を果たしていることから、
「緑のダム」
と呼ばれています。

森に出かけて自然に触れる。
自然に触れることで、普段の疲れを少し癒すことができるのではないでしょうか。

ちなみに、大阪府下でも、森林浴の森100選に選ばれている場所がありましたので
紹介します。

箕面公園 (大阪府箕面市)
金剛山 (大阪府南河内郡千早赤阪村)

みなさんも是非週末などに出かけてみてはいかがでしょうか。


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小さなお子様や呼吸器の弱い方がいる家庭の方は必見です。

ダニは、アトピーやぜんそくなどのアレルギーを引き起こす主要な原因です。
家で症状が悪化するような場合、以下のことを試してみてはいかがでしょうか。

1、カーペットを敷かない
 カーペットには、1m2当たり約100匹も生息していると言われています。
 そのダニが出すフンや死がいがアレルゲンとなるのですが、
 アレルギーを発症しないためには、そのダニの数を減らすことが重要です。
 例えばフローリングにした場合は、その数を1/3程度まで減らすことができます。
 
2、床を無垢のフローリングに変えてみる
 木の床材は、表面付近の湿度を調整してくれるため、カビの生息しにくい環境に
 してくれます。
 また、木に含まれる精油はダニの繁殖を抑える効果があるとされています。

 ⇒他にもある精油のいいところ


3、カビを防ぐ
 ダニは、カビが好物です。
 また、カビが生えるような環境では、活発に活動しますので、
 カビが生える = ダニの大量発生
 となります。
 家の中にカビを生やさないためには、家の湿度調整が重要になってきます。
 結露を抑えるために、内窓をつける、調湿しやすいように家の隙間を小さくする
 などのリフォームが有効になってきます。

ほかにも、
・毛布を使わず、布団を羽毛に変える。
・定期的な掃除を徹底する
・ペットを室内で飼わない
など、アレルギーを発症しないよう心がけて下さい。


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イメージですが、

「鉄は燃えないので火に強く、木は燃えてしまうので
火事のことを考えると鉄骨の方がいい!」


そう感じている方も多いのではないでしょうか。


はたしてそれは正解なんでしょうか。

鉄の融点(溶ける温度)は1000℃以上です。
火事の時の温度はだいたい800℃。

「じゃぁ、やっぱり鉄は火に強い!」

と早とちりしてはいけません。

鉄は熱に弱いのです。
厳密にいうと、強度が急激に低下します。

同じように加熱し強度の変化を見た試験によると、
鉄は加熱10分で、初期強度の20%以下にまで落ちます
木材は、80%程度の強度を保っています。


つまり、同じ条件で家を建てた場合、火災の時には、
木材の方が、家が倒壊せずに逃げる時間が長いということになり、
安全性は高いと判断できます。

さて、なぜ木材は、急激に強度が落ちないのでしょうか。

それは、木を燃やしたことがある人ならわかると思います。
細い木に火をつけるとすぐに燃えてしまいますが、
大きな木に火をつけると、燃え尽きるまで時間がかかります。

木に火をつけるとまず表面が燃えて、黒くなっていきます。
これは炭化といって、内部が燃える際の酸素の供給を小さくするため、
一気に燃えることはなく、1分で約6mmずつじわじわと燃えていくからです。

しっかりとした太さをもった木材を使用し建てた家は、
鉄よりも強いことが分かって頂けましたでしょうか?


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このサイトのバナーやボタン、画像はフォトショップで作っています。
フォトショップは、多少操作が複雑ではありますが、慣れてしまえば綺麗な画像加工が出来てとてもスピーディーに作業が出来ます。

HPの作成にはお勧めです。


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今はやりの高気密住宅。
「住宅の気密性を上げる(隙間を小さくする)ということがいい」と言われていますが、
それは、どういった意味があるのでしょう。

家の隙間をなくすと、息苦しくなりそう・・・
風通しのいい家の方が健康的なんじゃないの?
なんて考えている方も多いのではないでしょうか!?

建築に関わる方もしっかりと理由を把握できていない方もいます。
なんで必要なのか、しっかりと確認してください。

隙間をなくすことには、3つの重要な意味があります。

1、家の耐久性を確保するための気密化について知ろう!
2、換気をしっかりとおこなうための気密化について知ろう!
3、省エネ・健康のための気密化について知ろう!

ピンとこない方は、各ページもご覧下さい。

その前に少し、気密化に進んで来た歴史からお話ししましょう。

昔々の家は、窓に木製のサッシがついていました。
ただ、木製なので、歪んだり反ったりして、その隙間は非常に大きいものでした。

また、外壁は土を塗るか、板を打ち付けるかでしたので、湿度によって伸縮を繰り返していたのです。
そんな家だと、柱や土台、梁などは、通気がしっかりとされているので、耐久性を落とす、換気が行われないなどの問題はなかったのです。
ただし、隙間風が入るので、寒い。


そこで誕生したのが、アルミサッシや、外壁のサイディングです。
これら建材の誕生によって、住宅の隙間は極端に小さくすることができました。
中気密住宅の完成です。

ただ、この中気密住宅。
隙間風が少なくなったので快適さは上がったのですが、
気密を上げただけの家では、いろんな問題が出てきたのです。
・柱を壁の中に隠してしまうので、柱の状態がよく見えないのでなにかあっても対処が遅くなる・・・
・建ててすぐに壁を張ってしまうので、十分に木が乾燥するまで、壁の中の湿度が高い
・空気の移動が遮断されて家の中の空気が汚れる
・結露がひどい
などなど

このままだと、
30年位で、柱が腐る、数年でシロアリの被害に遭うなどして、家に住めなくなる
カビが生えて、アレルギー症状が出る
などの問題が出ました。

そのため、問題を改善するための方法を探る研究が進んできたのです。

そして今日では、住宅の気密を上げる、壁の中に湿度を溜めないなどで、
この問題を解決することができたのです。

具体的な方法は各ページに記載していますので、ぜひこちらのページもご確認ください。

1、家の耐久性を確保するための気密化について知ろう!
「2、換気をしっかりとおこなうための気密化について知ろう!」
「3、省エネ・健康のための気密化について知ろう!


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「1、家の耐久性を確保する」

隙間があると柱が腐ったり、カビが生えたり、白蟻の被害が出たりする可能性があります。

これは、なぜか。

主に夏のお話です。

みなさんは、
「逆転結露」
「壁内結露」
という言葉を聞いたことはあるでしょうか。

逆転結露、壁内結露とは、夏場、家の中を冷房すると、壁の中で結露してしまう現象を言います。
夏は湿度が非常に高くなっています。
その高い湿度状況で、家の中を冷やしてしまうと、壁の中で水蒸気が水に変わり
柱などの構造躯体を濡らしてしまうことになります。

特に、外壁と柱の間に通気できる空間がない築年数の古い家は要注意です。

濡れた状態が続くと、柱などの木材にカビが発生しやすくなり、そのカビを餌とするダニが発生します。
また、木材の含水率が上がると、腐朽菌が成長し強度低下につながると共に、シロアリの被害も受けやすくなります。

では、どうすればいいのでしょう。

○断熱材をしっかりと隙間なく入れること
○気密シートを室内側の壁に入れること
○外壁の内側に通気層を設けること


です。

家の隙間をなくすことは、家の耐久性を縮めないために重要だということがわかっていただけたでしょうか。
ご不明な点があれば、ぜひご質問ください。


関連記事
「家の隙間はなぜなくさないといけないのか?」
2、換気をしっかりとおこなうための気密化について知ろう!
3、省エネ・健康のための気密化について知ろう!

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換気ときくと、隙間があった方がいいように感じるところですが、
現在の家では、そうはいきません。

それはなぜか。。。

今の家は、
アルミサッシ+外壁(サイディング)
などが一般的ですが、ここまですると、隙間はだいぶ小さくなってしまっています。

少し専門的なお話になりますが、
家の隙間の大きさを表わす指標として、
C値(隙間相当面積)というものがあります。

これは、1m2の床面積に対して、どの程度の隙間があるのかを表しています。

現在大阪などの温暖地では、5cm2くらいにしましょうという指標がありました。
ただ、気密をとろうと思わなくても、これくらいの数値は簡単に出ます。

でも、これだと不十分なのです。

それはなぜか。
以下の理由からです。

今新築される住宅は24時間動かし続ける機械式の換気システムの設置が
法律で義務付けられています。
(法律ができた経緯は、こちらのサイトをご覧ください)
簡単に言うと、家で生活していて病気にならないために、設けられたものです。

この換気システムで主流なものとして、各部屋に空気を取り込むための穴と
トイレやお風呂などにファンのついた換気扇をつける第3種換気システムという方法があります。

213594_detailImage2.jpg← 給気口(キョーワナスタ製)
vf-c22kc1_b.jpg排気ファン(マックス製)


vf-c22kc1_image.gif
  ↑ 第3種換気システムのイメージ図

この方法ですと、家の中の汚れた空気を捨てるため換気扇のみファンがついていますので、
各部屋から入ってくる新鮮な空気を確保するためには、
家の隙間を極限まで小さくしてあげないといけません

C値でいうと2cm2で給気口から入ってくる空気の量は4割程度、
5cm2では。。。。ほとんど入ってきません。

急に難しくなりすぎました。
簡単なイメージ図で理解してください。

kanki_short.jpg


これが住宅の現状です。

畳半畳に切手くらいの大きさの隙間が開いていると、
換気が十分にできる空間にはなっていないのです。

徐々にわかってもらえてきたでしょうか。

つまり病気にならないためにしっかりと換気を行うためには、
家の隙間を小さくして計画された換気を再現しないといけないのです。
そうしないと、家全体が綺麗な空気に入れかわらないのです。

現在の法律では、そこまで細かな決まりがありません。

上の図のような家が普通に建っています。
問題が大きくなっていないのは、自覚症状が出にくいのと、その原因を証明しにくいからで
潜在的な問題として今なお苦しんでいる方は多いと考えています。

住宅の隙間をなくすことは、こういった問題を小さくすることにも繋がるのです。

関連記事
「家の隙間はなぜなくさないといけないのか?」
1、家の耐久性を確保するための気密化について知ろう!
3、省エネ・健康のための気密化について知ろう!


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省エネ・健康についての気密化。

こちらは、今まで説明してきた2項よりわかりやすい部分だと思います。

冬の隙間風、非常に不快です。
足元を這うように流れる隙間風は、
サッシの隙間や壁と床の取り合い部分などから入ってきたものです。

あの不快な隙間風、どうしてあんなに冷たく感じるのでしょう?

人間は、快適さを"温度"、"湿度"、"風速"、"着衣量"、"輻射熱"などから感じています。
隙間風は、
室温より少し冷たく、風速が少し早い、そして足元はあまり着込むことができない、床が冷たい
という悪条件が重なって非常に不快に感じるのです。

つまり、
気密化することで、足元を流れる風速がゆるくなり、床の冷たさが改善されるため、
快適さの向上が顕著に感じられるのです。
そして、足元が寒いせいでのぼせるくらいに高めていた暖房温度を少し下げることができます。
これで省エネに繋がるのです。


また、隙間が小さいことで、屋外で舞い上がっている砂埃や排気ガスなどが
家の中に入ってくるのを防ぐことができます。
また、換気口のフィルターを高性能なものにしてあげることで、
花粉などの侵入も防ぐことができます。
排気ガスや花粉、黄砂などが原因で起こるアレルギーは、その曝露量(体内に取り込む量)を
減らすことで症状の改善が見込めます。

家の中に入るこれら粉塵を気密化することで減らすことができるので、健康のためになるのです。


これから家を建てる方は、建築される方がしっかりと気密化する意味を理解されているかで
業者選びを行ってもいいかもしれません。

リフォームで住宅の気密化をしたいと言う方は是非ご相談ください。


関連記事
「家の隙間はなぜなくさないといけないのか?」
1、家の耐久性を確保するための気密化について知ろう!
2、換気をしっかりとおこなうための気密化について知ろう!


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カビ、腐れ
どちらも「適温」・「空気」・「水」・「栄養」が必要で、
繁殖する条件が似ています。

そんなことから、みなさんの中では
イヤなものとして同じ分類に仕分けられているかもしれませんが、
実は悪影響はカビと腐れで全く違うのです。

さて、どう違うのでしょう?


理科の時間ではないので、
今回は、生物学的なお話は抜きにして、影響と対策について考えましょう。

まず、カビ(真菌類)と腐れ(腐朽菌)の大きな違いは、

簡単にいうと

「家の耐久性に影響を与えるのか」、
「人体に対して影響を与えるのか」

ということです。



腐れの原因の木材腐朽菌
からお話ししましょう。

こちらは、木材の内部に入り込み木材の強度を維持する
リグニン、セルロース、ヘミセルロース
を栄養として繁殖します。

つまり、家の強度を落とす原因となり、耐久性が落ちてしまいます。

 豆知識   ∴ (V)oo(V)   三 L(o|o) ∴
  木材の構造は、
  セルロースが鉄筋のような役割で、
  リグニンはコンクリートのような役割を果たします。


次に
カビですが、

こちらは、リグニンの働きにより、セルロースまで分解する力がカビにはありません。
そのため、木材の強度に影響を与えることはありません。

ただ、カビが菌糸を伸ばし、成長すると、大量の胞子を飛ばします。
その胞子はアレルギーを引き起こすなど体に悪影響を与えるものもあります

一般的には、25?30℃、相対湿度60?80%程度の環境を好みますが、
生命力は強いものが多く、0℃環境下や、水がない状況でも死滅しません。



では、どのような対策をすればいいのでしょう。



まず腐朽菌は乾燥に弱いため、風通しや湿度が溜まらないような工夫をしてあげることで
防ぐことができます。

床下は、

通風がしっかりと確保されるように
基礎パッキン工法の採用や床下換気口を適切な数を適切な位置に設けることを
考慮してください。


また、カビですが、
カビの胞子を家の中に入れないというのは不可能です。
カビの胞子は、空気中を浮遊していますので、
その胞子が着床(どこかにひっつくこと)し、繁殖することを防ぐしかありません。
こちらも、湿度や風通しに気を使うようにして下さい


台所、浴室は

洗いカスや洗剤が残らないよう、綺麗に洗浄し、最後にお湯で流すと効果的です。


エアコンの吹き出し口は、

定期的に掃除するしかありません・・・。

また、
一旦カビが発生したら、エチルアルコールなどで滅菌を行ってください

色は残りますが、カビの再発を防ぐことが可能です。
ちなみに、拭き取った程度では、再発します。


壁や天井にカビが発生している場合は、
住宅の断熱性が低いことが原因の場合が多いです。

特にマンションで目にすることがありますが、
壁や天井の断熱性を上げることでカビの発生を大幅に抑制できます


同様に、
窓の枠がカビるものも、

窓の断熱性が低いために結露し、その結露水が窓枠などにおこっています。
窓の2重化などによって結露を防ぐことができますので、お勧めします。


精油を多く含む木の方がカビや腐朽菌には強いとされています。
マツやヒノキが代表的ですが、多湿となる地域、シロアリの被害が見られる地域では、
こういった木材を使って建てる方が被害を受ける可能性は小さくなります。

知っておけば役に立つ情報だと思います。

カビや腐れのない住宅で、快適に過ごして下さい。


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日本では、3R(リユース、リデュース、リサイクル)を包括してリサイクルと
呼ばれる場合があります。
が、全く異なる用語です。

リユース 
 再利用すること。
 リサイクルショップなど
 
リデュース
 抑制(必要ないものを買わない)
 エコバックなど

リサイクル
 再資源化
 ペットボトルで出来た服など・・・

こうやって見ると、どの方法が省エネにつながるか、すぐにわかると思います。
例えば、昔牛乳や、ビールなどは、リタ―ナル瓶で売られ、その瓶を返すことによって
いくらかの返金を受けると言ったものでした。
また、海外では今でも、缶ビールよりも瓶が主流のところが多く、
瓶の方が値段も安くなっています。

これは、リユースの方が、お金やエネルギーがかからない証拠。

日本では、リサイクルが省エネにつながるとして、
国を上げてペットボトルやアルミなどの回収を進めています。

ただ、ペットボトルやアルミを再度使える状態にするには、
燃やしてしまうよりもエネルギーを使うのです。
ちなみに、リサイクルする方がエネルギーを使わないものは、
鉄(スチール)と銅だけとの指摘もあります。

分別回収が徹底されて、そのリサイクルにお金がかかるので、
回収袋を有料にする。
地球にとっても私たちにとっても、決していいことではありません。

リサイクルが悪いという訳ではありません。
ものを大切にする心がけとして必要だと思います。

ただ、リサイクルをリユース、リデュースに置き換えることで
大きな省エネに繋がるのです。
江戸時代はエコ時代でした。
衣類など徹底的にリユースし、最後は、肥料として土にかえす程、
ものを捨てることに対して「もったいない」という気持ちが強かったのです。

ヨーロッパでは、リユースやリデュースがリサイクルよりも
積極的に行われています。

日本人の中にある、「もったいない」という気持ちを
いま一度思い返して、みましょう。



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大阪エコリフォーム普及促進地域協議会の代表の岩前先生が主導役となり調査した、
「断熱性能の高い住居と体調や健康状態について」。

2008年、断熱性能の高い住宅に住み替えた101世帯343人を対象に、
住み替え後の健康状態をヒアリングした結果が出されています。

全ての項目で改善!とまではなっていないのですが、
「手足の冷えが解消した」
「せき、のどの痛み、喘息が改善した」
など、体調が良くなったと感じた人や症状が改善したと回答した人が多くなっています。 

岩前篤先生によると、
「高断熱化によって時間帯別や部屋ごとの温度差が改善されたことが、
  住まい手の体調向上に寄与した」 

「日本はこたつやストーブ、あんかなど、人を直接暖める"採暖"が慣習にあるため、
セントラルヒーティングなどで室内温度を一定に保つ諸外国に比べ、時間 帯や部屋による
温度差が大きい。
建物の断熱性能の向上はこうした温度差の解消に有効であり、
ヒートショックを原因とする事故の抑制にもつながるはず」

さらに、

住宅の高断熱・高気密化は単に光熱費の抑制だけでなく、
医療費の抑制にもつながる


と考えられています。

現在、学識者レベルでその研究が進められており、自動車の任意保険のように、
将来、断熱性の高い住宅に住む人は医療保険の優遇が受けることができるなど
制度が充実していくかもしれません。


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省エネに気を使っている方や、毎月光熱費を確認している方にとっては、周りの方がどの程度電気代などを払っているのか気になるところだと思います。
私もその一人です。

人よりも出費が少ないと、省エネを気にしている優越感を感じることができます。小さな話ではありますが・・・


2004年の家計調査で一般的な家庭の支出がどの程度か出されています。
あなたの家の支出は平均と比べていかがでしょう。
 

大阪エコリフォーム普及促進地域協議会のブログ


消費支出の平均は約30万円。
そのうち光熱費にかかる費用は7%程の約2万円です。
ちなみに、食費は約7万円程ですので、それと比較すると小さいのかもしれません。
ただ、今後環境税の導入や光熱費の単価が上がることが予想され、
将来のことを考えると出来る限り光熱費を抑えておきたいところ。

その光熱費を抑えるためには、何にどのくらいのエネルギーを使っているのかを
知ることが大切です。
使っているものが減らせるものなのか、減らせるとしたらどの位減らすことができるのか
を知ると、効率的に節約できるでしょう。

ここに家庭で多く使われる光熱費の内訳と、意識でどれくらい変わるのかをまとめましたので、併せてご確認ください。


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あなたの省エネ度を確認してみて下さい。

エアコンをご使用の方
1、エアコンの設定温度を夏28℃以上、冬20℃以下で運転していますか?
2、使用時間を短くしていますか?
3、こまめにエアフィルターを掃除していますか?
4、カーテンなどで熱の出入を調整していますか?
5、ドア・窓の開閉時間を短くしていますか?
6、家族が同じ部屋で団欒をしていますか?

石油ファンヒーターをご使用の方
1、設定温度を低くしていますか?
2、使用時間を短くしていますか?
3、外出・就寝前に早めに切っていますか?
4、こまめにエアフィルターを掃除していますか?

キッチン
冷蔵庫
1、季節に合わせて設定温度を調整していますか?
2、熱いものは常温で冷やしてから入れていますか?
3、扉の開閉を少なくしていますか?
4、扉の開閉時間を短くしていますか?
5、物を詰め込み過ぎていませんか?
6、適切な隙間を開けておいていますか?

調理
1、下ごしらえは電子レンジを利用していますか?
2、なべ底の水滴を拭き取ってから火にかけていますか?
3、鍋の底は大きなものを利用していますか?
4、落とし蓋を利用していますか?
5、段どりよく調理していますか?

炊飯器
1、保温時間を短くしていますか?
2、保温を使わないようにしていますか?

電子レンジ
1、冷凍食品は自然解凍していますか?

さていくつ○がついたでしょうか?

ここに挙げたものは、すべて省エネに繋がる行動です。

少し気にして頂ければ達成できるものですので、みなさんも光熱費削減を目指して実行してみて下さい。




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京都議定書以降2013年?2020年までの間に二酸化炭素排出量を25%削減すると鳩山総理大臣が公約を上げました。

世界から称賛を受けたこの公約。

この意味は非常に大きなものです。
我々は、二酸化炭素を減らす努力を、今すぐ始めなくてはいけません。

25%削減するためには、とてつもない努力か、とてつもない大金を海外に支払うのかどちらかなのです。

読売新聞で紹介されていた記事です。

ドイツ銀行がまとめた結果によると、

目標を達成するには、2020年までに海外から10億トンもの排出量購入が必要となる

ピンとこない方も多いでしょう。
現在の二酸化炭素排出権の取引価格から金額を計算すると、

1兆7千億円
 が必要です。

そんな大金が2020年までの8年間に海外に流れる計算となってしまいます。

加えて、二酸化炭素の取引価格は今後上昇するとの見方もあることから、もっと金額が大きくなる可能性が高いのです。

では、このお金はどこから出てくるのか・・・

国が払うためには、税金が使われます。
企業が払うためには、商品の価格を上げないといけません。
つまり、
税金を払う、商品を買っている、日本に住む全ての方が考えていかないといけない問題なのです。

ちょっと2020年が来ることが怖いと感じてしまいますが、一人ひとりの心がけと行動で、日本を大きく変えることはできます。

心がけと行動によって、全く気にせず生活していた時よりも17%以上も光熱費を節約できたという調査結果も出てきています。
今この省エネ行動はじめると、近い将来には、してない方と比較して家庭の支出にも大きな差が生じてきます。

家庭の支出の中では、それほど大きな割合ではない光熱費ですが、消費電力などの光熱費を10%削減することによって、年間2万円以上が節約できます。

地球にやさしく、あなたらしく

出来ることから今すぐ始めましょう。





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日本では、古くから森林と密接な関係を築いてきました。
国土の2/3が森林である国は世界的にみても貴重なのです。

森は二酸化炭素を吸収してくれています。
これは誰もが知っていることだと思います。

しかし、その二酸化炭素を吸収している森を作るには、しっかりと管理をしていかないといけないのです。

二酸化炭素をたくさん吸収するのは、成長している木です。
間伐材の手入れをし、成長した木を切り出して住宅を建てるときに使うと、二酸化炭素をストックしてあげることになります。

また、木材は太陽や自然のエネルギーで成長します。
鉄やコンクリートのように製造過程で多くのエネルギーが必要ではないのです。

そんなことから、木造住宅は地球にやさしい家だと言えます。

日本では、約6割の人が木造住宅に住んでいます。
非常に多くの木造住宅が立っています。

しかし、現在日本の木材自給率は2割を切っています

あれ?と思われる方も多いでしょう。
そんなにたくさんの木が日本にはあるのに、足りないのか?

そうではないのです。

日本で育てられた木は、海外から輸入してくるものと比較すると高いのです。
そのため、日本にたくさんの森があるのに、海外で違法に伐採される木までも輸入して家を建てるときに使っています。
日本では、伐採と植林を繰り返し、持続可能な森林管理がされています。
ただ、海外では、伐採だけを行い、植林していないところも多く、世界の森林は数を減らしています。
逆に日本では、手入れできない森林が増えている。

非常に皮肉なことです。

国内のしかも、建てる地方で育った木は、建てた後のクルイが小さいと言われます。
気候風土に合った木を使うと、反りなどによる小さな不具合が出にくいのです。

みなさんが日本の森林で育った木を使うこと。
それが地球温暖化防止に繋がることでもあります。
木造住宅を選ぶこと、そしてその木造住宅で使われる木が国内の管理された森林から伐採されたものであることをだけを気にするだけでも、大きな地球温暖化防止の活動に繋がります。


また、最近では、昔のように薪を使ったストーブが家庭のエネルギー源として見直されています。
木を燃やすと二酸化炭素が出ますが、それは、その木が成長過程に溜めこんだ二酸化炭素を再び空気中に戻す循環をしているだけで、化石燃料のように一方的に二酸化炭素を増やすこととは違います。

気密化された住宅では、暖炉となると問題がでますが、薪ストーブやペレットストーブのように家の中の空気を汚さないものも出てきていますし、燃焼効率が高く性能が高い機器も販売されています。

自然との共生

まさに薪は、そんなライフスタイルを思い返してくれるいいエネルギーとなるのではないでしょうか。




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エコリフォームをみなさまにお勧めする理由をいくつか挙げてきました。
ここでおさらいしてみましょう。

断熱・気密を上げた効果

1、もちろん暖房の熱を外に逃がしにくく、光熱費を抑えることができる
 壁・床・天井・窓・玄関ドアを熱の逃げにくいものに変える、もしくは入れてあげると温めた家の中の温度を外に逃がす量が少なくなり、暖房機器が一生懸命運転する時間が減るため、使うエネルギーを小さくできる、つまり光熱費が抑えられるということです。
 ちなみに、夏場の冷房も同様。
 夏は窓から入ってくる日射の影響が非常に大きいため、その日射を防いだり、冷房した冷気を外に逃がしにくくなるため、電気代が少なくなるということです。


2、家の中の快適さが上がる
 高断熱・高気密住宅に住んでいる方への調査によると、
 「朝の起床が楽になった」「夜のトイレがおっくうでなくなった」「子供や高齢者の室内での活動範囲が増えた」など快適さを評価する声が高いのです。
 その理由として、外の寒さを家の中に入れにくくできるため、壁・床・天井・窓の表面温度が下がらず、近づいても寒さを感じにくくなることや、天井付近と床の温度差が小さくできるため、暖房でのぼせる感じが小さくなったり、暖房をしていない部屋との温度差を小さくできるので、温度差で血圧の変動を引き起こすヒートショックが緩和されたりということが言えます。


3、冬場のあのイヤな結露が防げる
 熱を伝えにくい壁や窓によって、室内側の表面の温度が上がるので、結露しにくくなります。
 結露が原因で窓枠などが傷んでしまう、それを防ぐために毎朝結露を拭いてあげるなんて方も多いのではないでしょうか。そんな面倒な作業から解放されます。


家の中を快適にし過ぎることを否定される方もいます。
ただ、年齢を重ねていくと冬の寒さは体にとって大きなストレスを与えています。
家の中を快適にすることでこれらのストレスを少し減らし、冬場に増える高齢者の家庭内の事故(脳卒中、溺死、転倒)を減らすことができるかもしれません。
高齢者が家にいる家庭、これから高齢を迎える方は是非ご検討ください。



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先日からお伝えしておりますS様邸のエコリフォームですが、今回は屋根の断熱のレポートです。

今まで天井の部分に申し訳なさそうに乗っていたグラスウール。
厚みも50mm程しかなく、60℃近くにまでなる天井裏の温度を十分に防ぐことは出来ていませんでした。

みなさんの中にもいらっしゃるのではないでしょうか?
「昼間暑くて2階にいることができない・・・」
「陽が落ちているのに、2階が暑くてたまらない・・・」
この原因のひとつがこの小屋裏温度が上がっていることと、その熱がなかなか抜けないことが挙げられます。

S様も同様に2階が暑くてたまらないという不満があったようです。
そこで、直射日光によって熱せられた瓦の熱を小屋裏に入れないために、その瓦の下地として敷く板(野地板)の裏側に、断熱材を入れるようにしました。
押出法ポリスチレンフォームというカップラーメンの容器で使われる発泡スチロールのような素材の断熱材をその板を支える垂木(たるき)の間に入れていくというもの。


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↑押出法スチレンフォーム


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↑斜めにかかる木が垂木

↓その間に断熱材を入れていきます。

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↓そして、断熱材のサイドには、発泡ウレタンフォームを入れて隙間ができないようにします。

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今回は、屋根で断熱をするため、梁の下の空間もしっかりと埋めてあげなければいけません。

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これで完成です。

ちなみに、この作業は2.5日で完了しました。
1日目は小屋裏の温度が36℃を超えていましたが、2日目、3日目は人や照明から出る熱があるにも関わらず、30℃近くまでしか上がりませんでした。

作業して頂いた方が効果を一番実感していたようです。

これから涼しくなるのですが、「これから来る冬や来年の夏が楽しみ」と言って頂け、実感とデータ、両方で満足いく結果をご報告出来ればと思います。



過去に紹介しましたS様邸のリフォームレポートです。
併せてご覧ください。


↓床下編
S様邸エコリフォーム報告 床下断熱編

↓窓編
S様邸エコリフォーム報告

↓リフォーム計画
S様邸エコリフォーム報告 計画編



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昭和56年以前、築29年以上の家に住んでいる方へ

「耐震補強はお済みですか?」


地震大国日本。

地震はこないと言われていた関西や福岡でも大きな地震が起きました。
日本に住む限り、地震に対しての備えは必要だということを知らしめた出来事です。
地震によって、多くの方が不慮の死を迎えたり、家財を失ったり、後遺症に悩まされています。

日本の建物は、建築基準法に沿った家を建てなければいけませんが、
その法律は、定期的に見直しされています。
地震の研究が進むにつれ、想定される地震の強さが大きくなり、
今守らないといけない建築基準法は昭和56年以前のものとは大きく変わっています。

今家の寿命を延ばそうと、
200年住宅などと呼ばれる長期優良住宅に国を挙げて取り組んでいます。

日本従来のスクラップ・アンド・ビルド(壊しては建てる・・・)からの脱却によって、
建設時に出る二酸化炭素の排出を抑えることを目的としたものですが、
これは決して、これから建てられる家だけではありません。
今日本に建つ約4600万戸の住宅も、30年余りと言われる住宅の建て替えサイクルを
変えていかなければいけません。

ただ、その4600万戸のうち4割弱が昭和56年以前に建てられた家で、
それらは大きな地震で大きな被害が想定される住宅なのです。

そのうちの
65%の住宅でいまだ地震に耐えられるように補強する工事が行われていません


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地震が来ても大丈夫なように、大切な家族を失わないためにも、
まだ耐震補強リフォームをされていない方は早めの検討をお勧めします。

ちなみに、耐震診断や耐震補強の工事に対して、
大阪府下の地方自治体では補助金や助成制度を設けています。


これら補助金を活用してで安心して住める我が家を手に入れてください!


まわりのみんなはリフォームにどれくらいお金を出してるの?
悪徳リフォーム被害の77%は訪問販売
現在エコリフォーム(節約リフォーム)進行中

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